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愛するということ
愛するということ (JUGEMレビュー »)
鈴木 晶, Erich Fromm, エーリッヒ・フロム
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教員ドットコム 教育関連おすすめレビュー


様々な方面で活躍されているメンターの方のお話を紹介していきます。

プロフェッショナルの条件
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    ■今日のメンター
    ■プロフェッショナルの条件
    ■P・F・ドラッカー
    ■ダイヤモンド社
    ■著者紹介
    ビジネス界にもっとも影響力をもつ思想家として知られる。東西冷戦の終結、転換期の到来、社会の高齢化をいちはやく知らせるとともに、「分権化」「目標管理」「経営戦略」「民営化」「顧客第一」「情報化」「知識労働者」「ABC会計」「ベンチマーキング」「コアコンビタンス」など、おもなマネジメントの理念と手法を考察し、発展させてきた。1909年、ウィーンに生まれる。フランクフルト大学卒。現在、米国クレアモント大学院大学教授。


    【1】 成長のために 

    自らの成長のためにもっとも優先すべきは、卓越性の追及である。そこから充実と自信が生まれる。能力は仕事の質を変えるだけでなく、人間そのものを変えるがゆえに重要な意味をもつ。能力がなくては、優れた仕事はありえず、自信もありえず、人としての成長もありえない。

    仕事を行うとき、人に信頼され、協力を得るには、自らが最高の成果をあげていくしかない。まわりの人へのグチをこぼしていても成果はあがらない。問題を体系的に知るために、仕事のうえでたがいに依存関係にある人たちと話をするのも自らの仕事であり、責任である。

    成功の鍵は、責任である。責任ある存在になるということは、真剣に仕事を取り組むということであり、成長の必要性を認識することである。


    【2】 成長に適した組織 

    自らの成長のためには、自らに適した組織において、自らに適した仕事につかなければならない。ベストを尽くせるのはいかなる環境かを知らなけらばならない。われわれは気質や個性を軽んじがちである。だが気質や個性は、訓練によって容易にかえられるものではないだけに、重視し、明確に理解することが必要である。

    最初の仕事はくじ引きであり、適した仕事につく確率は高くない。己を知り、向いた仕事に移れるようになるには数年必要である。

    「得るべきところはどこか」を慎重に考えた結果が、今働いているところではないということであるならば、次に問うべきは、「それはなぜか」である。

    「組織の価値観になじめないからか」「組織が堕落しているからか」もしそうであるならば、人は確実にだめになる。自らが価値ありとするところで働くのでなければ、人は、自らを疑い、自らを軽く見るようになる。


    【3】 学び続けるために

    仕事から学び続けるには、成果を期待にフィードバックさせなければならない。仕事の中で、さらには生活の中で、重要な活動が何かを知らなければならない。

    活動において何を期待するかを書き留めておかなければならない。1年後に、成果とその期待を比べる。そうすることによって、自分は何をうまくやれるか、いかなる知識を必要としているか、いかなる悪癖をもっているかを知ることができる。

    自らの行動からしか学べないわけではない。組織の中、自分のまわり、知り合いの成功に目を向けなければならない。「誰にもむずかしいと思われるあのことを、ジョーはいかにやっているか」それを自らもやってみる。


    【4】 何によって憶えられたいか

    私が13歳のとき、宗教のすばらしい先生がいた。教室の中を歩きながら、「何によって憶えられたいかね」と聞いた。誰も答えられなかった。先生は笑いながらこういった。「今答えられるとは思わない。でも、50歳になっても答えられなければ、人生を無駄にしたことになるよ」

    「何によって憶えられたいか」を問い続ける。これは、自らの成長を促す問いである。なぜならば、自らを異なる人物、そうなりうる人物として見るよう仕向けられるからである。





    ■選書コメント

    合格手帳最後の1冊は、昨年他界されたドラッカーの1冊です。

    プロフェッショナルになるためには、基本的なマネジメントスキルと、卓越した強みを持つこと、この2つの要素が大事です。

    そのために必要な、時間管理、意思決定、コミュニケーション、リーダーシップ、イノベーションなど、さまざまなスキルの習得方法を具体的実践例で紹介してあります。

    「自己啓発関係でなにかオススメの本は?」と聞かれて、まっさきに思い浮かぶ1冊です。

    ちなみに全部で5章ありますが、最初の1章は、社会構造について、2章は、組織論についてで、若干難しめの内容になっています。3章以降から読みすすめるとわかりやすいです。


    合格手帳は本書の紹介をもって終了させていただきます。今まで読んでいただいた皆様、トラックバックを貼っていただいた皆様、協力支援していただいた皆様、ありがとうございました。
    | 勉強法 | 10:44 | comments(0) | trackbacks(1) | - | - |
    スーパー「速学術」
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      ■今日のメンター
      ■スーパー「速学術」
      ■黒川 康正
      ■三笠書房
      ■著者紹介
      1974年に東京大学経済学部卒業後、世界最大の国際的会計事務所に入所。翌75年に通訳試験と英検一級、77年に公認会計士3次試験、80年に司法試験に合格し、弁護士、公認会計士、通訳の「資格三冠王」として知られる。現在、黒川康正国際法律会計事務所を経営。内外の法律、会計、税務、特許、経営指導などの業務に従事するかたわら、講演、新聞や雑誌の連載、テレビ出演などで幅広く活躍。

      【1】 スーパー「速学術」とは何か?

      「速学術」は、「最小の努力で最大の効果を上げる学習法」である。

      速学術は、単なるスピードアップではない。どう速く到達するか、やりかた、分量など、根本的なものを改善していくのだ。


      【2】 目標達成のための「3つの秘法」


      「因数分解方式」どんなに大きな目標でもかまわない。そもそも人間は自分が本当に不可能だと思うものは選択肢にあげることはない。達成が困難なものは、、「自分の能力に応じた量に分割してやればできる」。

      「潜在意識を活用」する。潜在意識は、「与えられる暗示は何でも受け入れる」「何度も繰り返さなくては、暗示を受け入れられない」という2つの性格がある。目標を常に目に留まるようにしよう。また、これによって、その時々「進んでいる道がまちがっていない」かどうかチェックする。

      「慣性の法則」を確立する。例外的なことが起きても自分の行動には極力例外をつくらずに継続することが大切。だんだんと、食事や呼吸のように日常生活の一部になる。


      【3】 一気に行う

      下りのエスカレーター駆け上がるシーンを思い浮かべると、エスカレーターが下っているスピードを越える速さで駆け上がらなければ、現状維持か、下へ運ばれてしまう。成績がのびない場合は、スピードが足りないのだ。

      まず「幹」からせめる。基本をマスターすることで、少ない労力と時間で、最良の成果をあげることができる。

      「同時並行処理」を行う。一定の時間の中で、2つ以上のことをする。時間を何倍にも使ったことになる。待ち時間に本を読む、電車にのりながらテープをきくなどがそうである。


      【4】 集中して行う

      悩み事や雑念は紙に書いて考える。頭の中だと堂々めぐりになり、時間ばかりすぎていく。

      「逃げ道をつくらない」騒音がうるさいからとか、いつも考えていると、それが自己暗示になって、ちょっとでも音がすると集中ができなくなってしまう。


      「気分転換はバランス」ずっと立っていると座りたくなるように、バランスが大事。書き取りをしていたのなら、音読をするなど、同じような作業をつづけない。なにもせず休むよりも、違う作業をしたほうが気分転換になる。


      ■選書コメント

      本書で繰り返し述べられていることに、「自分で工夫して学習をすすめる」があります。

      限られた時間をどういかすか?苦手分野をどう克服するか?得意な勉強法は何か?これらは、様々なテクニックがあるのも確かですが、自分で工夫することによって、より効果のあるものが実践できると思います。

      私自身、暗記カード作成ソフトや、問題解決フレーム、早朝法など、いろいろ考え実践しています。よく本来の勉強よりも、力が入っているねといわれ、確かにその通り。。。

      それでも積み重ねていくことで、過去の自分にはない力が身についていくのはとても楽しく、また効果的と実感しています。
      | 勉強法 | 12:15 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
      理解する技術
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        ■今日のメンター
        ■理解する技術 情報の本質が分かる
        ■藤沢 晃治
        ■PHP新書
        ■著者紹介
        慶応義塾大学理工学部管理工学科卒業。大手メーカーにソフトウェア・エンジニアとして22年間勤務後、2005年3月末に退職し、執筆を中心に活動。専門分野で雑誌への寄稿、情報処理学会での講演などを多数こなし、その分わかりやすいプレゼンテーションには定評がある。社会人になってから英語を独学し、英検一級、TOEIC900点、通訳ガイド国家資格、工業英検一級などを取得。

        【1】 まずは仮説を立てる

        目次、まえがき、あとがき、図表を見て概要をつかむ。インターネットで基礎的な内容のアウトラインをつかむ。

        「こんなことが書いてあるのではないか」という仮説を立てる。疑問や興味をいだいてから、情報を収集する。


        【2】 情報に触れる時に注意するポイント

        仮説を検証するつもりで読む。仮説と外れている部分は、丁寧に読む。なぜはずれたのか、著者の根拠部分を読む。重要ポイント、仮説の外れたポイントはマークしておく。

        情報の信憑性、論理の妥当性をチェックする。

        情報収集は「アウトプットを生み出すため」の行為です。これを前提とした情報収集を心がける。


        【3】 情報を整理し、記憶する

        図や表にして考える。情報をルール化する。情報のサイズが小さければそれだけ脳に記憶されやすい。伝えたいことはメッセージなので、そのものの意味に集約する。記憶するときは、図表やルールを覚える。

        情報と自分の知識・経験の中に似たものがないか探す。情報に関連性を持たせたり、印象に残るイメージを持たせると記憶に定着。

        根拠と結論をセットで覚える。セットにして覚えないと定着はおこりにくい。


        【4】 アウトプットする

        人に話したり、プレゼンテーション資料をつくる。もしくは、適当な具体的な個人に説明していることをイメージするだけでも効果的。


        情報収集が完了していなくても、ある程度情報を受信した時点で、とりあえず人に説明することで、理解していない点が見えてくる。

        ■選書コメント

        本書のポイントは、仮説設定にあると思います。

        情報感度を高めてから、情報に接することの大切さを繰り返しています。緩急をつけた読書ができるようになります。

        実際、すべての章や項目の仮説をたてることは難しいかもしれませんが、「本全体の3要素」というように大枠での仮説であれば、比較的短い時間でできます。


        もうひとつのポイントは、情報を「メッセージ」と、言い切っていることだと思います。「メッセージ」という言語化によって、情報感度ならびに、コミュニケーション能力を促進するのに役立つと思います。

        メッセージだからわかりやすいほうがいい。図や表はもっともそうである。深い考察もまずは大枠の理解から始まります。入門書の有益性を再認識されます。

        当然のことですが、入門書どまりや、単純な図式化だけでは、表面的な理解や、偏った理解を生むおそれがあるので注意が必要です。

        | 勉強法 | 08:40 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
        上達の法則
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          ■今日のメンター
          ■上達の法則―効率のよい努力を科学する
          ■岡本 浩一
          ■PHP新書
          ■著者紹介
          1955年大阪府生まれ。社会心理学者。東洋英和女学院大学人間科学部教授。1980年、東京大学文学部社会心理学専修課程卒業。同大学院社会学研究科博士課程を経て社会学博士。専門はリスク心理学。文部科学省の委員、通産省技術顧問、カーネギーメロン大学大学院学位審査委員、ISPP(国際政治心理学会)理事など、内外で多くの要職を歴任。また、茶道を修め、茶道誌「淡交」に「茶道心講」を連載。裏千家淡交会巡回講師。


          【1】 初心者から中級者へのステップ

          まず始めてみる。始めたらやるべきことが自分でわかるようになってくる。つぎに必要なのは入門書や概論書を読んでみることである。面白さが例示的にわかるものがよい。

          急に心がワクワクする瞬間が訪れる。これは、技能を習得する過程で、それまで無意味処理されてしまっていた刺激が、有意味処理され始めたしるしなのである。何か意味を感じるものの、準言語処理(コード化)として完全に捉えられないので、その漠然とした情感だけを感じているのである。

          頻度や学習の場を決める。頻度は、おおむね週1,5〜2度くらいを努力目標がちょうどいい。

          得意なものをみつける。これは大きな原動力となる。初期段階では、無理矢理にでも、すきなものを作るのが良い。これは、上達の大切な側面であるコード化の有意味処理能力の獲得の手助けになるものである。

          【2】 記憶のしくみ

          感覚記憶を短期記憶におくりこみ、短期記憶を長期記憶に送り込むことで、記憶は定着する。

          まず、短期記憶におくりこむためには、「コード化(言語化)」が必要になる。感覚記憶は一瞬にして消えてしまうので、意識的におくりこむ。

          短期記憶にとりこむことができるのは、7チャンクまで。そして、こちらも数秒のみしか持たない。「リハーサル」して繰り返すことや、「自我関与」によって記憶を長くし、長期記憶に移っていく。なので、情報を圧縮することや、繰り返すことが重要になる。

          長期記憶の中には、言語化されるのものと非言語化のものがある。そして、その両方の記憶されたものから、スキーマと、コードシステムが形成される。上級者は、この2つが発達しており、その分、また、これらが記憶力の向上にも寄与しているのである。

          【3】 中級者から上級者になるステップ

          鳥瞰的認知を高める。得意なものにこだわってみる。全体鳥瞰図は、1点を中核とした認識を多種繰り返すことによって、練った形で獲得するのが有益。また得意なものは自己アイデンティティにつながり、これが強い自我関与をうむ。

          理論書を読む。理論的思考を身につけることが、上達の道具となる面が大きい。相対的に少ない練習量、少ない経験量を有効に血肉にするには、自分や他人の練習や経験を深く理解することが有効になる。また、細かい差の重要性や意味を理解できるようになる。

          ひとつのものを決めて、それを精密に学ぶ。狭い限定的なレパートリーのなかに意外な豊かさと面白さがある。その面白さにとりあえず溺れてみる。また感情移入をしたり、よい作品をみたりして、イメージ能力を高める。また、達人と出会い達人の技に学ぶ。

          広域コードと知識を拡大する。類似物や、文化歴史なども知ることで、コードシステムが広がることになる。

          【4】 上達を極めるステップ

          反復練習をする。評論を読み、美的判断で物事の好き嫌いを判断することで、自分のなかに一貫性をもたせる。大量の暗記暗唱してみる。すこし大きな目標に挑んでみる。

          少し高価な手回り品を買う。独自の訓練方法を考える。独自の訓練から基本訓練に立ち返る。

          一時期休憩をすることで、心理的飽和を下げたり、スキーマやコードの整理をし、一貫性を高める。



          | 勉強法 | 10:30 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
          畑村式「わかる技術」
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            ■今週のメンター
            ■「わかる」技術
            ■畑村 洋太郎
            ■講談社現代新書
            ■著者紹介
            1941年、東京生まれ。東京大学工学部機械工学科修士課程修了。東京大学大学院工学系研究科教授を経て、工学院大学国際基礎工学科教授。東京大学名誉教授。専門は失敗学、創造的設計論。ナノ・マイクロ加工学、知能化加工学。2001年より畑村創造工学研究所を主宰。02年には特定非営利活動法人「失敗学会」を立ち上げ、初代会長に就任。

            【1】 「わかる」とはどういうことか

            私たちは、自分の周りで起きている事象と、自分の頭の中のテンプレート(型紙)とを無意識のうちに比較しています。そして、一致していることが見つかったときに、「わかる」と感じ、一致していることが見つけられないときに「わからない」と判断しています。

            たとえば、「リンゴがある」とわかるのは、過去の経験から、形や味、あるいは香りや触感などから「リンゴとはこういうものだ」という自分なりのテンプレートを持っているからです。

            ほとんどの人は、日常の自分の周りの事象を「わかっている」という感覚でとらえているはずです。それは、日々の繰り返しや、過去の経験から、私たちが、頭の中にテンプレートを持っているためです。

            【2】 新たなテンプレートの構築

            新しい事象に触れる場合は、最初は「わからない」という現象が起きます。それは、目の前の事象にうまくマッチするテンプレートが頭の中にできていないからです。

            こうした場合に、そのことに興味を持ったり、理解できないことに不満を感じた人は、目の前の事象を理解しようと検討を始めます。そして、自分がすでに頭の中に持っている要素や構造を使って新しくテンプレートをつくることで理解しようとするのです。

            わかりにくいのは、中身を理解するためのテンプレートがないからです。しかし、理解のためのテンプレートはなくても、テンプレートを新たにつくるために使える種(要素や構造)ぐらいは誰でも持っています。わかるために最も必要なのは、種の使い方を知ることなのです。


            【3】 まず身につけておくべきもの

            「暗記は必要不可欠」そもそも、何もない、まったくゼロの状態から何かを生み出すことはできません。物事を理解することも同じで、自分の中に理解するための必要な要素となるものを最低限持っていなければ、これを使ってテンプレートをつくっていくこともできません。

            基礎的な知識は暗記によって頭の中に入れてしまいましょう。2の累乗や、ルートも10くらいまで、漢字や英単語だってマニアックなもの以外、また、「百人一首」や「いろはがるた」などはともかく覚えておいたほうがいいに決まっています。

            同時に百マス計算に代表されるような「数と親しむ」ことや、物事観察して数として把握する「定量化訓練」などを訓練します。こういう基準があればそれ自体がテンプレートになり、またこれをうまく加工して使えば、これまでわからなかったことがわかるようにもなります。

            【4】 「わからない」けどつくりだす

            大切なのは新しい問題に出会ったときに、引き出しの中にあるものをどのように組み合わせて解決すればよいのか、さらにその組み合わせでよいのかを、試行錯誤を通じて解決していくことです。

            試行錯誤の訓練を繰り返すうちに、正しい解決法を選択するスピードもどんどん速くなります。思考のショートカットができるようになり、判断力が増します。

            自分の力でテンプレートをつくる訓練を続けていると、今度はテンプレートを自在に使い、創造につなげることもできます。こうした人の頭の中では、事象をきちんと分析できる能力も養われてきているはずです。





            ■選書コメント

            よく読書法などで、わからない箇所は、難しすぎる本は読まなくてもいい等のやりかたが紹介されています。いやいやそうは言ってもなんとか読んでやると、時間を費やした(理解にかけた時間ではなく、単純に読書スピードがおそかった)本も何冊かありますが、振り返ってみるとほとんど記憶に残っていません。

            わかりやすければ何でもいいのか、分かりやすい本だってほとんど覚えていないぞ。というケースも確かに多々あります。しかしながら、そもそもわからなかったものは、どんなケースにおいても、覚えておくことができないように思います。まずは、「わかる」が大前提というのは確かなようです。

            「わかりたいもの」、「わかるべきもの」の設定できたときは、本書は有益な一冊です。
            | 勉強法 | 10:34 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
            最強の勉強法―究極の鉄則編 吉田たかよし
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              ■今日のメンター
              ■不可能を可能にする最強の勉強法―究極の鉄則編
              ■吉田 たかよし
              ■著者紹介
              日本で初めて、NHKアナウンサー、医師、そして衆議院議員・公設第一秘書という、まったく異なる3つの分野を1人で経験した。学生時代からバラエティー番組に出演する一方、大学院では生命工学の研究に従事しながら同時に国家公務員1種(上級職)経済職試験にも2年連続合格。「奇跡のマルチ人間」との異名をとる。こうした体験を生かして学習医学研究会を設立し、現在、代表を務める。1964年生まれ。灘中学、灘高校、東京大学卒業。東京大学大学院を修了し、NHKアナウンサー。医師免許取得後、元自民党幹事長の加藤紘一・元衆議院議員の公設第一秘書として科学技術政策の立案に携わる。現在、東京大学大学院医学博士課程に在籍中。ウェアラブル環境情報ネット推進機構の研究開発政策委員長も兼任。

              【1】 あっという間に、集中力を高める技術!

              「キッチンタイマー勉強法」勉強するときに、キッチンタイマーを15分に設定して机の上に置いておきます。ブザーがなったらいったん勉強を打ち切って、集中具合を5段階評価で行います。これにより単位当たりの勉強量の意識が高まります。2週間ぐらいで集中力を操れるようになります。

              「『「集中!』と大声で叫ぶ」脳の集中力を司る部分の前頭前野の活性化を促すことができます。試験中は、1問解くごとに心の中で、「集中!」と自分にムチを入れることで、最後まで全力疾走できます。

              「イスの上でプチ座禅」休憩時5分ほど座禅を組みます。気が散って集中できないときは、特に効果的です。ポイントは3つです。「完全に目をつむる」これだけでα波に切り替わります。「背筋を伸ばす」「腹式呼吸をする」血液の循環、自律神経のバランス等の効果があります。

              【2】 楽しさがいちばん、勉強長続きの技術!

              人間は、楽しいと感じるとき、脳の奥深くにある「扁桃核」が刺激を受けます。すると、ドーパミン神経が活発になります。この影響で、「海馬」の働きが高められます。海馬は記憶の中枢です。楽しいことは記憶に残りやすいというのは医学的にも根拠があることなのです。

              「テキストを読みながら○△×をつけていく」読むときに、各項目がどれくらいわかったか自分で採点をしていきます。×の場合は、無視した方が得策です。習得に時間がかかりすぎます。その時間を○や△をしっかりした方が効果的です。自分都合主義が学習能率を高める最大のポイントです。

              「自分の興味を持つ部分から始める」途中から始めると理解できないことがあります。そのような時に、さかのぼって学習をします。一見、無駄な作業をしているようですが、自分が興味を持った分野は親しみを持って勉強できます。新しい情報はこの段階を得ることが重要なのです。

              【3】 理解力・暗記力をアップさせる技術!

              「略語でダウンサイジング」むずかしい用語は略語を取り混ぜ何段階かに分けます。例えば肝臓の糸球体の病気に、急性糸球体腎炎、急速進行性糸球体腎炎などがあります。まず、「糸球体腎炎」を頭にしっかりいれます。それから、「急性(糸)」「急速進行性(糸)」と覚えていきます。

              「質問しあい手短に答えるトレーニング」友達どうしで諮問合戦を行います。互いに問題を出し合い、即座に答えていきます。ポイントは、用語を主語として答えることです。

              「5感マルチ勉強法」用語を紙に書いている間の時間で、用語を声に出して読み、そして用語の要点を考えつぶやく。この3つの動作を同時に行います。

              【4】 論理的思考の技術!

              「体系化されない情報はすぐ脳から消える」消化されていない情報は、次から次へと新しい情報に上書きされ、脳から消え去っていくばかりです。本を読むときでも、授業を聞くときでも、内容を論理的に体系化しようと心がけなければ、情報は頭に残ってくれません。

              「順番を型として体で覚える」1、主題はなにか? 2、その主題がどうしたのか? 3、どういう条件で成り立つのか? 4、その理由はなにか? 5、その他の補足情報は?
              この順番に知識を積み上げていきます。

              理解する順番が重要です。上述の順番だと誰でも理解しやすいのです。勉強がはかどらない人は、例外なく、この順番がでたらめです。世の中に出回っている情報は、大半が、この順番になっていません。そんなときは1つ1つの情報がどれに当てはまるか考えてください。




              ■選書コメント

              今週は「勉強法」特集です。

              本書は具体的な勉強手法が紹介されています。どの勉強手法も実践と科学的・医学的見地からの裏づけがされています。1つ1つの情報が詳しいので、内容を読むだけで、ある程度自分に合った方法か、そうでない方法かわかると思います。

              何冊か勉強法の本に触れたあとでも新たな発見がある1冊です。

              | 勉強法 | 11:35 | comments(2) | trackbacks(1) | - | - |
              間違いだらけの学習論
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                ■今日のメンター
                ■間違いだらけの学習論
                ■西林 克彦
                ■著者紹介
                1944年生まれ。愛媛県松山市出身。東京工業大学理工学部、東京大学大学院教育学研究科博士課程中退。宮城教育大学教育学部教授。

                【1】 できる人とできない人の違い

                できる人は対象を理解していたのに対し、できなくなっている人は丸覚えです。できなくなっている人でも、全く何もかもできないわけではありません。

                二次不等式で言えば、できなくなっている人も、根の公式や不等式の基本的な演算までできないわけではありません。ただ6条件を丸覚えしていたので忘れてしまい、それらの開放の関係が混乱してしまっているのです。できる人は、その点をグラフ的に従え、必然性をつけて理解しています。

                これは、知識に不備があるのでできないのだ、それを補えばできるようになるのだと考えられるようになります。ある知識をいくら反復学習をしても理解にならず、定着しない理由もはっきりします。必然性をつけて理解することが必要なのです。これは、すべての学習にあてはまります。

                【2】 有意味学習と無意味学習

                有意味学習とは、「たとえ、それ自体はあまり意味のない学習対象でも、(無理やりにでも)意味づけして学習していくことです。無意味学習は、「無関連な単語を学習していくことです」。

                無意味学習は、学習材料の量が少ないほど、学習は容易です。無意味材料を学習する場合は、無理やりにでも有意味化しておくと、学習が容易になります。有意味学習の際はその有意味さをはっきりさせておくと、学習が容易になります。

                学習対象を有意味化したり、より有意味さをはっきりさせたりすると、学習対象の量はその分だけ増加します。学習対象の量は増えても、有意味化して学習したほうが、結局は、よく学習できます。

                【3】 有意味化

                例えば、「クジラ」と「財布」といった無関連な単語の対が、多く並んでいたとします。多ければ多いほど何と何が対であったかなど覚えにくくなります。しかし、これらの対を記憶する際に、クジラの皮で作った財布をイメージしておくと、「クジラ」といわれた時に、「財布」と反応しやすいでしょう。

                パウワーが行った鉱物の名前を覚えさせる実験では、被験者を二つの群に分け、1群にはランダムに鉱物名を与え、他の群には樹系図敵名階層構造を持たせて、それらを与えると、学習対象を組織化して与えられた被験者の方が再生率がよくなるというのです。

                ブランスフォードの実験では、「眠い男が水差しを持っていた」「太った男が錠を買った」等、特定の特徴を持った男の行動をいくつも覚える時に、「眠い男がコーヒーメーカーに水をいれるために水差しを持っていた」と特徴と行動に必然性を加える(精緻化)と暗記が容易になることを明らかにしました。

                【4】 認知構造

                学習というのは機械的なもので経験させればよいのだ、とは考えられない。学習には認知構造がかかわっています。学習内容が、知識の枠組み(種に固有な生まれつきのものと、後天的に経験の中から獲得したもの)に合致するときに学習しやすいのです。

                対比知識や階層的知識は、一見、構造的な知識形態のように見えます。しかし、必然性がついておらず、理解されていないなければ、バラバラの知識の寄せ集めと、さほどかわりません。例えば、「風は、高気圧では右回り、低気圧では左回り(北半球)」などはすぐに忘れてしまいます。

                が、ある部分が理解されたり必然性さえつけば、急速に理解が進むとう有利な点があるので、それを利用することで、構造化された知識に近づきやすいものにすることができます。



                ■選書コメント

                今週は「勉強法」特集です。

                効果的な学習方法を認知心理学からアプローチで、学習方法の1つ1つが実験による裏づけがされており(その分専門書的な要素が少し読みにくいところはありましたが)、新しい発見がたくさんありました。

                エビングハウスの忘却曲線や、パブロフの実験にはじまって、オースベルの先行オーガナイザーや動機付け、学習と賞罰など、教育心理学でおなじみな内容がわかりやすく解説されています。

                本書で繰り返し述べられているのは、「学習内容の必然性」です。できるだけわかりやすい教科書を探すといったことからはじめていきたいと思います。
                | 勉強法 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                大人のための試験に合格する法 和田秀樹
                0
                  ■今日のメンター
                  ■大人のための試験に合格する法
                  ■和田 秀樹
                  ■著者紹介
                  精神科医、評論家。1960年生まれ。85年東京大学医学部卒、同附属病院精神神経科助手、米国カール・メニンガー精神医学校国際フェローを経て、現在精神科医。心理学、教育問題、能力開発、老人問題の分野で活躍。受験技術研究家としても知られている。

                  【1】 試験勉強をはじめる前に

                  受験する資格を選ぶ。成長分野の資格であるかどうか。費用対効果を考えた際に、取得する意味があるのかどうか。そして自分が受かりそうな試験であるかどうか等を事前に検討する。

                  動機を明確にして進む。面白くなくても勉強しなければならないとすれば、取得後のメリットとデメリット、つまりアメとムチを具体的なカタチで思い描き、外発的動機(何らかの理由で必要に迫られて行動すること)を自分に与えながら試験に取り組むようにする。

                  【2】 試験までの勉強計画を立てよう

                  試験勉強というのは、「締め切りに間に合うように、合格点をクリアできるだけの知識を頭にたたき込んでいく作業」である。そこで有効な勉強法は、まず、「過去問型」の勉強法である。実際の試験の範囲、出かたの情報を手に入れ、対応を考えたほうが、時間的にムダがない。

                  「目標設定」が成功の鍵。目標設定の基本的な軸になるのは、勉強内容と、それを試験日までにどう割り振っていくかということだ。科目ごとに目標を立て、それぞれを達成するために参考書や問題集など具体的な戦略を立てる。

                  「できない計画は立てない」計画は基本的に、少し余裕を持ったスケジュールにしたほうがいい。休める日、復習ができる日を必ず設け、「借金」が残らないようにして確実に予定をこなしていくという方法で勉強をする。また、「理解して前に進むこと」「ストレス」をためないことがヤル気存続の鍵となる。

                  【3】 環境をつくる

                  「お金を惜しまないこと」  「情報」をお金で買う。できたら予備校に行く。参考書や問題集でも、よさそうだと思うものが何冊かったら、全部買っておこう。模擬試験も高い交通費を払ってでもいこう。「時間やコンディション」を買う。勉強に専念できるよう、事前にお金をためておく。

                  「職場や家族の理解が励みに」職場に理解者が1人でもいるだけで、気がらくになるはずだし、付き合いが多少悪くなっても文句をいわないどころか、逆に弁護してくれるようになる。さらに、勉強仲間ができれば大いに励みになる。また、パートナーの協力は試験勉強を続ける前提条件となる。

                  「快適に勉強」できるよう工夫する。机は大きいほうがいい。1つの勉強や仕事が終わるまで、机を片付けないほうがいい。朝起きたら、すぐに昨日の復習をする。食後に仮眠をとる。勉強部屋に、テレビ、ベッドは置かないなど、自分が「効果がある」「効果がありそうだ」というものを続けていく。

                  【4】 試験で力を発揮するために

                  追い込み期は一気に伸びる。勉強のスピードが上がっていること、そして課題科目に取り組むことによって加速度をつける。あきらめず悪あがきをする。残された時間と自分の勉強の進歩を絶えずチェックしながら、本番までに仕上がるようにもっていくことを心がける。

                  合格の3要素。「実力(どれだけ勉強し、どれだけ頭に残っているか等)」、「戦術(時間配分の仕方、個々の問題に対する解き方、答案作成のコツ等)」、「精神力(雰囲気にのみこまれない)」。本番に強い、弱いはこの要素から導き出せる。

                  「問題はこう解く」時間配分や見切りが大事。問題文より設問を先に読む。マークミスや計算ミスをしない。空欄をつくらない。など、当たり前のような話だが、半年、1年とかけてやってきた勉強をムダにしないためにも、最後の1秒まで粘りに粘って合格を勝ち取りたい。

                  ■選書コメント

                  今週は「勉強法」特集です。

                  勉強法の重鎮の1人、和田秀樹さんの本です。本書、1冊で勉強法の基本的なことがわかります。割愛した部分では、記憶法についてもわかりやすい説明があります。

                  また、この資格による客観的な評価はいうに及ばず、勉強することによって得た、ノウハウやテクニックの実社会での有用性をとかれています。

                  ただ頑張ろうとするよりも、資格などの具体的な目標があることは、行動により意味がでてくるように感じます。
                  | 勉強法 | 21:30 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                  限界を突破する「学ぶ技術」
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                    ■今日のメンター
                    ■限界を突破する「学ぶ技術」
                    ■羽根拓也
                    ■著者紹介
                    「羽根拓也氏」は、1991年渡米。ハーバード大学等で語学専任講師として活躍。
                    独自の教授法はアメリカで高い評価を受け、94年、ハーバード大学より優秀指導教授賞を受賞。
                    97年、東京・神田に「アクティブラーニングスクール」開校。
                    これまで日本になかった「学ぶ力」を指導育成する教育機関として各界より高い評価を得ている。


                    【1】

                    目の前に英単語が50個ほどあり、これを明日までに覚えなければならないとする。
                    さてどうやって覚えるだろうか? 

                    「何度も繰り返して覚える」「できるだけイメージして覚える」「友達といっしょに覚える」など
                    さまざまな覚え方が出てくるだろう。それぞれ間違ってはいない。

                    そこで、「その覚え方はあなたが現時点で考える最も合理的な学習方法だ、と自信をもって
                    いえますか?」と聞くと、ほとんどの人が首を傾ける。「絶対というほどの自信はないけど…」
                    とあいまいな返答が返って来るのではないか?

                    実は、その返答のあいまいさにこそ、我々が普段多くの問題を解決できない理由が隠されている。
                    あなたは「学び方」を知らないのだ。単語をどう覚えるのかといった、学習の中でも最も基礎的な
                    「学び方」でさえも、我々ははっきりとした方法を確立していない。

                     【2】

                    アカデミックな学習に限らず、その他、社会的成功を収めている人々にも「学ぶ力」が重大な役割を
                    果たしている。経済、スポーツ、芸能と、あらゆる分野において、成功している人の多くは、
                    恒常的に学び続けている。「学ぶ力」を駆使することによって社会的な成功を手に収めている。

                    これは個人に限ったことではない。企業、団体、国であっても同様である。学ぶ力のある組織は、
                    時代の流れにのみこまれることなく成長し続けているが、学ぶ力のない組織は、時代の流れに
                    消えてしまう運命にある。個人であれ、組織であれ、学ぶ力の有無が全てを決めているといっても
                    過言ではない。

                     【3】

                    あらゆる分野において、学習こそが重要な意味を持っている。そして学習には方法がある。
                    にもかかわらず、多くの人々がそれを身に付けることなく、非効率的な学習を行っている。

                    振り返ってみると、我々は小学校や中学校で、先生から「ここは大切だから覚えておきなさい」とは
                    いわれたが、どう覚えるか? についてはほとんど指導を受けていない。

                    教師が行っていることは、知識の提示であって、それをいかに吸収するかという「学ぶ技術」に
                    関しては、完全に学習者まかせであリ、我流のままで今に至っている。

                     【4】

                    「学ぶ技術」を身に着けていない結果、多くの可能性がみすみす失われてしまっている。
                    我々がまずすべきことは、「学ぶ力」の重要性を知ること、そしてこれを伸ばすことなのだ。

                    「学ぶ」ということについて、もう一度考えてみよう。日々、自分自身に問い掛けてみてほしい。
                    「今日一日で、私は何を学んだのであろうか? そして明日は?」
                     

                    ■選書コメント

                    能力開発に関する書籍は、書籍では概要だけで、テクニックは、高額な教材や、受講料が必要と
                    されているものが多いですが。本書では、概論にとどまらず(このブログでは、概論とどまり)、
                    トレーニングメニューまで数多く紹介されています。

                    「学ぶ技術」は、日常の問題を解決したり、豊かにすることができる基本的な力だと思います。
                    受験生に限らず、すべての人にお勧めの一冊です。
                    | 勉強法 | 10:28 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |