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愛するということ (JUGEMレビュー »)
鈴木 晶, Erich Fromm, エーリッヒ・フロム
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教員ドットコム 教育関連おすすめレビュー


様々な方面で活躍されているメンターの方のお話を紹介していきます。

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学級を組織する法則
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    ■今日のメンター
    ■学級を組織する法則
    ■向山 洋一
    ■明治図書
    ■著者紹介
    1943年東京生まれ。東京学芸大学社会科卒業。NHK「クイズ面白ゼミナール」教科書問題作成委員に任じられるなど幅広い活動を行っている。TOSS(教育技術法則化運動)代表。


    【1】 三日間が勝負

    担任として新学期の三日間が勝負です。何をするかというと、クラスのしくみを作るのです。しくみとは、二つあります。一つは、グループに分けてそのグループの仕事を決めること。一つは、生活をしていく上でのルールです。最初の三日間、全力をあげて、これを作るのです。

    どのように作るのかという方法はいくらでもある。問題なのは、最初の三日間でつくりあげるということである。自分のクラスのしくみは、担任が作るほかにない。子どもたちの活動が活発になるような、子どもたちがお互いに関係しあうような、そんなしくみを作りあげていただきたいと思う。

    むろん、最初は何も作らないで、自然に必要が生じたしくみを作り上げた体験もある。しかし、こういう作り方は、よほど自信がなければすすめられない。出発点で失敗したら、普通は一年間はとりもどせないものなのである。


    【2】 どのように作るか

    「担任なしの一週間の生活」を思い描くのが一番わかりやすい。朝、来たら子どもはなにをするのだろうか。窓を開けるのは誰なのか。授業が始まるまでの間は何をするのか、誰が担当なのか。忘れ物をしたらどうするのか。こうすると、生活上どうしても必要な組織が見えてくる。

    私は、「一人一役」を原則としてきた。「一班一仕事」という場合もあるだろう。「生活上必要」な、給食当番、掃除当番といったものから、「豊かな生活」を作り出していく、文化・スポーツ・レクリエーションまでの「係」をつくる。

    さて、これらの「しくみ」は、「いつ」活動するのだろうか、「何」をするのだろうか。こういうことも必要になる。「何をするのか」「いつするのか」この二つが明確でなければ、動きはしない。このように考えてくると、教師は、演出家であり、監督であり、社長のようなものである。


    【3】 活動をつかみ評価する

    組織が機能しない場合が十分考えられる。そこでチェック機能が必要となる。「定期的に係りが報告する」システムを作ってもいいし、「日直」などにその機能を与えてもいいし、教師が代行してもいい。チェックは促進作用であって、処罰の担当ではない。

    やらせっぱなしでは、「動き」はいつか消滅する。「自分に対する評価」がされるから、行動をするのである。「評価」こそ、行動の原動力といっていい。しかし、「やる気をなくさせる」マイナスの評価もある。反発を受けることもある。だから「評価」はむずかしい。だけれども、必要である。

    まずは「現状をつかむ」。次に「活動している子ども」の中で、すばらしいところを取り出し「ほめる」ことである。ここぞとばかりにほめる。ほめられたグループは、奮起するだろう。今までの活動に対する満足感も得られる。さぼっていたグループは、何とかしなくてはと思うことだろう。


    【4】 偶発問題への対処

    偶発の問題が生じた時に、とるべき事は二つである。まずは、事実の確認をできる限り正確に行うということ。「ゆっくり」していては、問題を複雑にしてしまう。若い教師はしばしば、あたふたしまうところがある。まず、事実をつかむのである。

    次に、解決のための「具体的方針」を「即座」に出すこと。方針は具体的でなければならない。「よく考えて行動する」などというのは抽象的方針である。選択の幅の狭い、具体的な方針を出すのである。

    「方針のない」ということは「まちがえた方針」よりも悪い。「どんなまちがえた方針」でもないよりはましである。教師は、指導者であり、指導者は「方針を出す」のが仕事ともいえる。まちがえたものなら、修正すればよい、たいしたことはない。方針を出さないと、混乱は目に余るものがあるだろう。


    学級を組織する法則

    | 向山洋一 | 19:00 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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