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愛するということ (JUGEMレビュー »)
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様々な方面で活躍されているメンターの方のお話を紹介していきます。

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いじめの構造を破壊せよ
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    ■今日のメンター
    ■いじめの構造を破壊せよ
    ■向山 洋一
    ■明治図書
    ■著者紹介
    1943年東京生まれ。東京学芸大学社会科卒業。NHK「クイズ面白ゼミナール」教科書問題作成委員に任じられるなど幅広い活動を行っている。TOSS(教育技術法則化運動)代表。


    【1】 「いじめ」を見逃さない

    「いじめ」は、教師だけがなくすことができる。「いじめ」を、いちはやく発見し、「いじめ」をなくすのは、教師の大切な仕事である。「いじめ」の事件が報道されたときの発表は、ほぼ決まってた。「いじめをしらなかった」である。こんな答えが許されるだろうか。

    子どもが自らの生命を絶たざるを得ないほどの「残酷」で「長期」にわたる「いじめ」を、教師が知らないなどと、言えるのであろうか。「いじめ」は、それを発見してから先も、大きな問題なのだ。お説教の一回や二回でなくなるものでもない。下手なお説教をすると、「いじめ」は、よけいにひどくなる。

    「いじめ」は悪い。しかしこれは成長過程の一つのトラブルである。適切に解決すれば、又とない得がたい教育になる。子どもたちの挑戦に応えられる教師でありたい。


    【2】 子ども集団には教育力がある

    若い教師の陥りやすいまちがいは、自分一人でやってしまうことです。クラスの子どもたち全員を、教師の味方につけながらやるのを忘れるのです。教師が特定の子を、くどくど説教すると、多くの場合、ふてくされます。あれこれ、いいのがれします。他の子はあきてきて、教室はさわがしくなります。

    私なら、教室の前に立たせます。みんなの目がその子を見ます。そして、一人一人に「殴ったことをどう思いますか」と聞きます。どの子も「良くない」というようなことを言います。全員立って批判を口にするのです。かばう子がいるときは、この問題が一通り終わってから、意見をとりあげます。

    これは、こたえます。教師の言うことには平気だった子も、クラスの友人の声には動揺します。その子は、反省らしき言葉を述べるはずです。「集団への帰属」という意識は、本能ともいえるほど強いものです。「集団には教育力がある」のです。教師は、この原理を使いこなさなくてはならないのです。


    【3】 「いじめに歯止め」をかける

    「○君、どうして机を離したのですか」「○君、どうしたのですか。そうですか。言わないのですか。では、言うまで聞きましょう」泣いたら潮時です。「○君、自分から、いけないことをしたと思っているのですね。先生は、こんなことが大嫌いなのです。二度といわないでください」

    「△君、立ちなさい。あなたはさっき○君をひやかしていました」「△君、良いことをしたのですか。△君、悪いことしたのですね」「○君のことをはやした人全員立ちなさい」「正しいことをしたと思う人は手をあげてごらんななさい」「先生は、こういうことが大嫌いです。今度やったら許さないですよ」

    お説教などききはしないのです。「いじめ」の場面をえぐりだし、それをした子を追いつめることが大切なのです。むろん「教育的」なものです。反省した子を、すくってやることも必要です。心に「傷み」を生じさせることを通して、「いじめ」をしない教育していく。これは、教師しかできません。


    【4】 いじめの責任は教師になる

    いじめを認める教師などどこにもいない。いじめに対しては、どの教師も取り組んでいる。しかし、多くのいじめは存在する。「非」はどこにあるのか。「いじめの責任は教師になる」なぜなら、いじめをなくせるのは教師だけだからである。いじめは腕の低い教師の場合ほど多く発生するからである。

    「いじめに対応する教育のシステムは、教育課程の中でどのようになっていますか。明文化された教育課程を示しながら説明してください」プロの教師なら、この問に答えられねばなりません。「明文化されたシステム」を検討することが、プロとアマチュアの違いなのです。

    「いじめ」をなくす根本は、どの子の力も伸ばしてやるということです。「みんなが伸びる」クラスの子は、落ちついています。他人のことを馬鹿にしません。自分のことも卑下しません。いじめはありません。一方、「学校全体」としての「いじめをなくしていく「システム」も作り出してほしいと思います。


    いじめの構造を破壊せよ


    | 向山洋一 | 19:00 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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