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愛するということ (JUGEMレビュー »)
鈴木 晶, Erich Fromm, エーリッヒ・フロム
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教員ドットコム 教育関連おすすめレビュー


様々な方面で活躍されているメンターの方のお話を紹介していきます。

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『読み・書き・計算』で学力再生
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    ■今日のメンター
    ■『読み・書き・計算』で学力再生
    ■陰山 英男
    ■小学館
    ■著者紹介
    陰山 英男
    1958年兵庫県生まれ。1980年岡山大学法学部卒業。1989年4月より兵庫県朝来町立山口小学校教諭。着任直後より生活習慣の改善と『読み書き計算』の反復練習を二本の柱として学力向上にとりくむ。2003年1月、「学校裁量権の拡大」の研究校として指定された広島県尾道市立土堂小学校の校長に公募から選ばれ、4月就任。カリキュラム編成から学校づくりにとりくむ。同小では、全校生徒の平均偏差値が2年間で52から59まであがるなど、著しい成果をみせた。


    【1】 基礎学力をきたえる意味

    学校教育をコマにたとえるなら、「基礎学習」はコマの軸と言えます。コマには軸と、ふくらみが必要です。まず、しっかりとした軸があり、その周囲にふくらみがついてこそ、すばらしいコマとなるのです。ふくらみとは、体験です。

    夕日を見て美しいと感じるのは体験で、それ自体意味があります。しかし、学力のついた子なら、その体験を詩や作文、絵にするでしょう。これが体験学習です。そうやって学習されたことは友達や家族と分かち合うことができます。見た感動を、人にわかってもらうこと、これが、学力の意味です。

    学力をつけてあげるということは、自分の心を人にわかってもらう喜びを、子どもに与えることです。そういう意味で学力なき体験では、限界があります。基礎学力を獲得して学び、そしてそれを人と分かち合う喜びを知った子は、自ら学び始め、止まることのないコマとなって成長していくのです。


    【2】 読む力を育てる

    文章の読解をやらせようとしても、音読でつまずいているようだと、満足な読解はできません。国語以外の教科でも、同じように音読による文章理解が必要と考えています。それで、国語に限らず、さまざまな教科で、音読を宿題にしています。

    音読を上手にするコツは、少しずつでも、全員の音読を、毎日聞いてあげることです。多くの子どもをチェックするには、読ませる量を少なくします。3行ほど読ませただけでも練習しているかどうかはわかります。そして、よくなるポイントを助言してあげることが大切です。

    もう一つ重要なのは、評価をきちんとすることです。これは読むことに限りませんが、新しい単元に入る場合は、単元の特色や予想される宿題、どの点をどう評価するかを、あらかじめはっきりさせて、子どもに伝えておきます。つまり、何をどうがんばればいいかを確実に伝えることが大事なのです。


    【3】 書く力を育てる

    新出漢字の学習は、教科書から切り離して進めることが基本です。その理由は、教科書の単元通りに学習していくと、学期末の漢字を復習する時間がなくなってしまうからです。漢字の習熟には、くり返して練習することが、絶対必要なのです。冬休みの宿題で漢字の層復習ができるようにします。

    子どもたちが漢字を間違える最大の要因は、実は熟語の意味がよくわかっていないことです。子どもは、習った漢字について、教科書にある熟語は書けても、その漢字が別の熟語で使われていると、まだまだ書けません。熟語から漢字の意味を知るやり方の方が子どもたちは理解しやすいのです。

    また、覚えるためのポイントは、「書き順」「部首」「音読み」「訓読み」など、これだけやればいいと限定することです。やることを限定して、それを徹底反復すると、たやすく覚えられます。こうした一つのやり方をずっと通すのが、子どもたちにとって合理的なのです。


    【4】 計算力をきたえる

    計算力は算数のかなめです。しかし、カリキュラムの関係上、教科書の構成通りの授業では、練習不足になってしまう危険性があります。そこで、毎日「百ます計算」をやって、計算力をつけています。

    たす・ひく・かけるの百ます計算が、それぞれ3分以上かかってしまうと計算上のミスが増え、5分を越えるようだと桁数の多い筆算などはできない、などの問題が出てきます。だいたい2分以内でできるようになると、基本的な算数の学習が問題なくできるような力がつきます。

    毎日少しずつ継続すること、タイムを必ず計測し、記録し、声をかけること、集中的な指導をすることが百ます計算が速くなるコツです。注意しなければいけないのは、ほかの子と自分を比べさせないことです。大切なのは自己新記録の更新です。そうして、みんなが自信をつけることを目指します。



    ■選書コメント

    今週のメンター陰山英男先生です。

    今まで溜め込んできた陰山先生の著書をついに読む機会となりました。陰山先生の著者は10冊以上購入しており、しかも『学力はこうして伸ばす!』『子どもは無限に伸びる』『学力再生』『学力は家庭で伸びる』『学力をつける100のメソッド』など、似通ったタイトルが多く、積読具合が進む一方でしたので、ここであらためて整理できました。

    本日は「読み書き計算」、明日以降は「学力の伸ばし方」、「家庭学習」、「新しい学力」、「モジュール授業」をテーマにした著書を紹介させていただこうと考えています。

    実は私の母校が、陰山英男先生が校長をされていた「土堂小学校」です。とてもなじみのある先生で今週のレビューは個人的にもとても楽しみです。

    | 陰山英男 | 19:00 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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