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愛するということ
愛するということ (JUGEMレビュー »)
鈴木 晶, Erich Fromm, エーリッヒ・フロム
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教員ドットコム 教育関連おすすめレビュー


様々な方面で活躍されているメンターの方のお話を紹介していきます。

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先生増殖方式
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    ■今日のメンター
    ■実践!齋藤メソッド 生きる力を鍛える
    ■齋藤 孝
    ■小学館
    ■著者紹介
    1960年、静岡県生まれ。東京大学法学部卒業。同大学院教育学研究科学校教育学専攻博士課程等を経て、現在は明治大学文学部教授。専門は教育学、身体論、コミュニケーション技法。主な著書に『声に出して読みたい日本語』(草思社、毎日出版文化賞特別賞)、『身体感覚を取り戻す』(NHKブックス、新潮学芸賞)など。


    【1】 先生増殖方式とは

    先生増殖方式…先生が説明した内容を、「生徒自ら先生と同じように再生できるようにする」方法。

    すべての教科を言語活動として捉え、先生のように説明できるようにする。教育の到達点は、先生のように教えられるようになるということであり、それが最も効果的な学習方法なのである。


    【2】 手順

     ,泙裟萓犬説明をする
    ◆〇劼匹發魯瓮發鬚箸蠅覆ら聞く
      (説明が終わった時点で、子どもはわからないことは質問する)
     子どもはメモを見て覚える
    ぁ。何佑劼帆箸如交互に説明しチェックする(1往復)
    ァ〜蠎蠅鯀箸濛悗┐討發Γ臼復する
    Α〇転紊欧箸靴董∪睫世靴燭海箸鮑酳犬暴颪せる
    А―熟プリントで、類似問題を大量に解く

    時間配分  銑Δ鬘隠喫くらいでやる。Г忙間をとる。


    【3】 ねらい

     |亮韻猟蠱緡┐高い 
     1)聞く・話す・読むという要素が全部入ってくる
     2)量をこなすことができる
    ◆,垢戮討了童・生徒が主体になり充実した時間を過ごすことができる
     話す力、聞く力、メモ力、文脈力などプラスアルファの力が身につけられる


    【4】 Q&A

      孱何佑劼帆箸里箸についてもう少し詳しい話を聞かせてください」
     →「教師役」の生徒はメモを見ずに話をし、「聞き役」はメモを見ながら、漏れがないかをチェックする。後の教師役は相手の話がチェックできる分自分の番ではポイントをもらさず話せるのが有利だ。先の教師役は自分が一度話したものを再確認できるので深く学べるメリットがある。

    ◆ 屬匹里茲Δ覆海箸肪躇佞鬚垢譴个いい任垢?」
     →「本質的な説明」と「習熟プリントの作成」が必要。解答も一緒に配る。最初にある教師の説明の如何によって、子どもたちの活動が大きく影響を受ける。あとは時間内にどれだけこなせるか。活動に取り組んでいる際は、学習の遅れがちな子どもを中心にみていく。

     「勉強の嫌いな子どもでもできますか?」
     →この方式では、そうした優劣はほとんど影響ない。基本的に子どもたちは皆しゃべることが好きだからだ。勉強が嫌いな子でも、先生役になれば、それなりに話せてしまう。説明内容に興味がもてない子でも、説明内容を短くする。勉強以外の内容や、すでに子どもたちの知っている内容を最初に取り上げて、先生役の楽しさを実感させるなど、先生増殖方式に興味を持たせる。

    ぁ 崟萓犬汎韻呼睛討鮖劼匹發話せる必要はあるのでしょうか?」
     →新しい知識が入ってきたとき、自分の言葉に置き換えて説明ができるようになれば、わかったといえる。話を聞いてもそれを他人に伝えられなかったら、聞いていないと同じなのだ。まったく同じでなくても、短くても構わない。内容をつかんでいれば、それでいい。

    ァ 崙睛討鰺解しているか、すべてのポイントを押さえているかは、どのように判断しますか?」
     →2往復終了した後に、何人か代表で前にて発表をして全体で確認し、モレがないかをみる。発表をしっかり褒める。習熟プリントの進み具合で理解度がわかる。

    Α 嶇辰垢海箸苦手な子でも、先生役はできますか?」
     →先生役になって話してみると、自分に話す能力がないのではなく、単に話の端緒が見つからなかっただけだったことが分かる。次からはメモのとき話の端緒となるキーワードを並べるようになる。この方式は個々の生徒にそれを気づかせてくれる。そして、人前で話す意欲が沸く。一度先生役をやってしまうと、次に聞き役になって相手の話をチェックするときは、相手の話の内容に何がかけているのかがはっきり見えてくるので、面白くて仕方なくなるというようになる。

    А 峭盂愬の児童でも難しいように思いますが」
     →何度か繰り返すうちにコツがわかるようになります。どうメモをすればいいのか。どのような話をすればいいのか。どのような効果があるのか。取り扱う内容は毎回違っていても、形式は毎回同じなので、回数を重ねるうちに身につくようになる。また、発達段階に応じて、補助線(枠組み)のついたメモ用紙を教師側で用意したり、話す内容を工夫したりする。
     
    ─ 屬垢戮萄能蕕棒萓犬答えを言うと子どもの問題解決能力や、創造性が育まないのでは?」
     →私の考えでは、基本的には子どもが初めて解答を生み出すとか、問題解決や開放発見型の授業はやらないということだ。つまり、わからないことが頭の中にひらめていてわかるようになる、ということには期待しない。解き方の本質については、先生が語るものだ。また、「基本の再生能力」という土台の上に「創意工夫」があるのだと思う。アイディアとは、基本的にアレンジである。創意工夫というのは、再生能力を基盤として、何かと何かをくっつける能力なのだ。
     ※ Q&A┐瞭睛討亡悗靴討蓮⊃学・算数の教科を前提として話をしています。


    【5】実践を通して

    ・「あれぇ、なんだっけ。ちょっと待って」「あ、これ言えるかな」と深く情報に携わる
    ・2往復することで自分の言葉になる→理解できている
    ・「この人の話し方上手いな」、「メモきちんととれているな」と相手から様々なことを学ぶ
    ・先生の意図を子どもたちが理解できる。
    ・子どもたち同士で学習をすすめる機会になる。「これ、どういうことかなぁ」
    ・普段メモをとらない人も、メモをとるようになる。話を聞くようになる。
    ・短時間でも内容を「いつもよりきちんと」覚えることができたという意見が多かった

    ■選書コメント

    今週は齋藤孝先生特集第2弾です。

    本書は、「16もの」齋藤メソッドが詳しく、丁寧に紹介されています。3色ボールペンや、偏愛マップというおなじみのものをはじめとして、メタ・ディスカッションや先生増殖方式といったものなどなど、様々なメソッドが、すぐにでも活用できるかたちで収録されています。

    その中で、今回は、私のもっとも注目しており、実際に現役の先生同士が参加する勉強会で挑戦しました「先生増殖方式」をピックアップしました。個人学習、グループ学習、学級学習が一度に行え、練習量も多く、それぞれが主体的に参加できるこの学習方式をぜひともマスターしていきたく、また、すべての人にオススメしたいメソッドです。

    メソッド、メソッドって、何がメソッドかよくわからないというかたは、理論書として『「できる人」はどこがちがうのか』(ちくま新書)を、実践編として、『本書』と、『齋藤式 潜在力開発メソッド』(マガジンハウス)の2冊をご一読されるとよろしいかと思います。

    | 齋藤孝 | 19:00 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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